園長日記/メリーランド保育園

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ハンガリー研修を振り返って

日本に帰国後、待ち受けていた時差ボケと戦いながら、翌日には千葉県への研修に参加した。
主たる保育の柱は自然遊びを学びと位置づけた保育園で、のびのびと過ごしていた。
この保育園の報告は、保坂先生がブログアップしますのでご覧下さい。

ハンガリーの幼児教育の特色を簡単にまとめてみる。
①慣らし保育
新入園児は母親と一緒にクラスに入り、次第に母親なしで過ごす時間を延ばしていく。
この期間に、保育士は母親の育児仕方を見て、子どもが普段慣れている方法を知る。
同時に、保育士は母親の育児のやり方も伝えていく。
場所、関わる大人、関わり方の全てが、子どもにとって新しいものとならないように配慮。
②担当制
子ども一人ひとりに担当の保育士がおり、入園時の慣らし保育から幼児に上がるまで担当する。
その子どもの育児は全て担当保育士が行う。
保育士がお休みのときは、同じ部屋で働く保育士がその子の育児を行う。
担当制により、保育士が子どもをより良く知り,よりふさわしい働きかけができる。
そして、子どもを自分のことを良く知ってくれている大人との間に愛着を感じられるようになる。
③流れる日課
クラスの子ども達が、決められた時間にいっせいに行動するのではなく、時間の枠の中で
行う。このことで、子ども自身が自分のテンポで着脱や排泄などの育児行為を練習でき、
保育士が少人数の子どもとその子にふさわしいテンポと援助の仕方で育児ができる。
④異年齢混合クラス
子どもを年齢ではなく、発達でみていくことができる。知的には5歳児レベルでも、
手先の器用さは3歳児レベルと言う子もいる。
全ての子どもの、それぞれの発達領域を丁寧に把握し、その子にあった援助がしやすくなる。
さまざまな年齢、発達の子どものいる環境は、子どもの社会性の発達の視点からも重要である。
⑤遊びと学習の統合
遊びは、3~6歳の子どもたちにとって、もっとも大切な活動である。
子ども達の遊びの中で、後々学校の学習で必要となる様々な能力を発揮させていく。
たくさんの時間を遊んで過ごすことのできる子ども達は安定しているし、落ち着いている。
遊びが子どもにとって、もっとも大切な活動であるならば、できるだけ長い、継続した時間を保証する必要がある。
また、遊びに必要な環境を保証し、保育士は遊びや子どもに合わせて援助したり、見守って
いきながら、子どもの発達を把握し、遊びを通して子どもの発達にも働きかけていく。
大人が計画を立てた様々な活動も、子どもには楽しい環境とおもえるよう提供していく。

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